CARAN d’ACHE ECRIDOR Maya Gold カランダッシュ エクリドール マヤ ゴールド というボールペン
CARAN d’ACHE ECRIDOR Maya Gold カランダッシュ エクリドール マヤ ゴールドを紹介します。
スイスの老舗名門メーカーであるCARAN d’ACHE(カランダッシュ)の ECRIDOR Maya Gold(エクリドール マヤ ゴールド)というモデルのボールペンです。
CARAN d’ACHE(カランダッシュ)
1915年スイス ジュネーブに前身となるエクリドール・ペンシル・ファクトリーを創業。1924年にアーノルド・シュバイツァーが買収し、カランダッシュ・スイス・ペンシル・ファクトリーと改名し事業を引き継ぐ。1929年に自動給芯機構を持つ世界初の完全金属製メカニカルペンシル『フィックスペンシル』を開発し特許を取得、以後カランダッシュの特徴となる六角形デザインである『エクリドール』として発売。そして1953年に『エクリドール』ボールペンを発売する。カランダッシュのラインナップであるライターの販売を1974年に開始、1980年頃からは高級筆記具・高級ライターやバッグのメーカーとして広く知られるようになる。カランダッシュの筆記具は創業からジュネーブの自社工場の厳しい基準のもと生産され続け『SWISS MADE』または『GENEVE』と刻印されている。現在ではスイス最大の高級筆記具メーカーである。
このエクリドールというモデルは、1953年に発売されたエクリドール・ボールペンと変わらないデザインで、カランダッシュの原点ともいうべきモデルです。
こちらはエクリドールのマヤというモデルです。
このマヤとは、マヤ文明のあのマヤを意味しており、マヤの代表的な遺跡であるエルカスティーヨというピラミッドをモチーフにしたデザインがあしらわれています。
こちらのデザインが、エルカスティーヨの上から見た姿をモチーフに正方形の渦巻きでピラミッドがデザインされています。
マヤのエルカスティーヨというピラミッドには、カラクリがあり春分の日と秋分の日の年に2回、西に太陽が沈んむ一瞬だけピラミッドの側面に大蛇がうねる姿が影となって現れます。
それはジグザグな影が浮かぶことで大蛇に見えるよう緻密に計算されて建造されています。
このエクリドール マヤというモデルにもエルカスティーヨのように緻密に計算された彫刻があしらわれています。
通常は、正方形の渦巻きで表したピラミッドデザインが見えますが、角度や光線の具合でマヤの大蛇のようなジグザクな菱形デザインが現れるようにデザインされています。
写真の正面は、正方形の渦巻きのピラミッドデザインですが、先の方をご覧いただくと菱形デザインが現れていることがわかると思います。
これは深さを変えた二つのデザインを刻むことによって緻密に計算され表現されたものです。
高級筆記具メーカーであるカランダッシュならではのデザインといえます。
ノック部分には、カランダッシュのマークがあしらわれており、ノック部分側面には、『CARAN d’ACHE』と刻まれています。
エクリドールは、ノック式のボールペンですので、ノックすることでボールペンの芯を出すことができ、ノックをするとノックが沈んだ状態となり芯が繰り出されます。
ボールペンの芯であるリフィルの交換などは、ねじ込みとなっているノック部分を外し上からリフィルを抜くことで交換が可能です。
このカランダッシュのリフィルは大変有名なリフィルとして知られ、リフィル自体に『ゴリアテ』という名称がつけられています。
この名称は、旧約聖書に登場する巨人『GOLIATH(ゴリアテ)』から名付けられ、ゴリアテ芯またはゴリアット芯などと呼ばれています。
ゴリアテ芯は、カランダッシュが誇るリフィルとして知られ、1本のリフィルで約8000mの筆記距離が可能とされており、A4用紙約600枚に相当するほど強靭なリフィルです。
通常では約5000mほどですのでゴリアテは約1.6倍、まさに巨人ゴリアテを彷彿としています。
CARAN d’ACHE ECRIDOR Maya Gold カランダッシュ エクリドール マヤ ゴールド
・長さ:128mm
・径:7.5mm
・芯:黒 ゴリアテ芯 L(太字)
※純金張り
また、芯のボールへインクを送り出す溝も6本施されており通常より多く、スムーズにインクを送り出すことを可能としており、ゴリアテの滑らかな書き味を実現しています。
実際にボールペンらしい感覚を持った滑らかな書き心地を感じさせてくれます。書き味では僕自身も超低粘度ジェットストリームが好きでよく愛用しますが、このゴリアテはボールペンらしさを持ったリフィルですのでパーカーのリフィルと同様に愛用するリフィルでもあります。
ノック部分には、『SWISS MADE』と刻印され、創業以来ジュネーブ工場で生産され続けている証が刻まれています。
エクリドールの姿は、筆記用具の原型というべきデザインです。
昔は、繰り出し鉛筆のペンシルから始まり、やがてボールペンも登場しました。その頃のペンシルデザインは円形や六角形のものですので、その当時のままボールペンとなった姿をしています。
他の高級筆記具メーカーでも同様の似たデザインが存在するのはこのためです。全ては、子供の頃に使っていた鉛筆のような姿を原型に持っています。
このエクリドールは、ボールペン自体は1953年からですが、1929年に特許を取得し六角形デザインとしてエクリドールのペンシルを販売していますので、デザイン自体は約90年の歴史があることになります。
エクリドールには、約一世紀に及ぶ歴史が宿っている名品です。是非とも文房具店で手にとって見てもらいたいボールペンといえます。
ゴリアテの書き心地も優れておりますし、エクリドールの機能美といえるデザインは素晴らしいものです。
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約一世紀の歴史を秘めたエクリドールを手に感じてみてください。書くことへの楽しみ、持つことへの楽しみをさらに感じさせてくれるでしょう。
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