Kawecoの万年筆をご紹介します。
こちらのモデルは、１９７２年に開催されたミュンヘンオリンピック公式モデルとして採用された当時のモデルです。
前回復刻のDIA2をご紹介した際に、Kawecoはブランドとしてドイツ企業により復刻された話をさせて頂きましたが、こちらはKawecoが幕を閉じる前の本来のKawecoの万年筆です。
Kaweco sport V16 EF 14K
という１９７２年のカヴェコスポーツEFニブのモデル。
こちらはこの万年筆とボールペンが革ケースに入ったセットモデルです。
２本がきっちりと納まるレザーケースにミュンヘンオリンピックのゴールドメダルが取り付けられています。
このモデルは本当に小さく、手のひらに納まる大きさで、カバンのポケットの隙間に差し込み、このゴールドメダル部分を外に出し引っかけることで出し入れがしやすくとても便利なんです。名称であるカベコスポーツとは、スポーティに持ち歩けるという意味合いからつけられたようです。
Kaweco sport V16 EF （ピストンフィラー式 / 14Kニブ）
・本体長さ110mm / キャップ長さ60mm 厚み13mm / 軸長さ92mm 厚み12mm
・キャップ装着筆記時長さ135mm
・レザーケース 縦113mm 横35mm
大きな太軸万年筆が好きな方にとっては頼りないと思いますが…
小さいながらも軸のブルーの窓で吸入が確認できるピストンフィラー式、作りもかなりしっかりとしていて、14Kニブも当時は手作業で調整されたなめらかな書き味、昔のドイツの名品として楽しめる１本です。
レザーケースは、ワニの口ように切り込みが入れられている変わった形状ですが、万年筆とボールペンがきっちりと固定された優れものです。
万年筆キャップの頭部につけられたKawecoマークです。KA WE COと刻まれた八角形のロゴがワンポイントとなり、ゴールドのラインとマッチして豪華さがあります。
今では、このモデルが復刻版として販売されています。
▶︎こちらがカヴェコスポーツ復刻モデル◀︎
※ネットで検索したリンク先です
▶︎こちらは復刻モデルのカラフル透明軸モデル◀︎
※ネットで検索したリンク先です
復刻版はリーズナブルな価格ですので、万年筆デビューの方々にもオススメです。
