幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆 というシャープペンシル

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆を紹介します。

1915年(大正4年)に日本で初めて作られた当時のシャープペンシルを限定復刻したもので、正式には『早川式繰出鉛筆』といいます。

1915年(大正4年)に日本で初めて誕生したのですが、あの家電メーカーSHARP(シャープ)の創業者 早川徳次が開発、特許を取得したものであることは有名な話です。

では、シャーペン=シャープペンシルといいますが、なぜシャープペンシルというかご存知ですか?

それは、当時販売された英語表記の名称に由来があります。

”EVER RADY SHARP PENCIL”
エバー・レディー・シャープ・ペンシル

この名称から”シャープペンシル”と呼ばれるようになり、我々がシャープペンシルやシャーペンと呼んでいるわけです。この名称がなければシャープペンシルと言っていなかったかもしれません。

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

このシャープペンシルは、当時のモデルを細部にまで限定復刻されたものとなります。

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

モデルとなった早川式繰出鉛筆を忠実に再現されているため表面の削れやボコボコ状況も細かく再現されています。

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

ペン先のボコボコ状況も再現されています。

忠実に再現とはいえど、現在のニーズに合わせ、この復刻モデルは当時の太い芯ではなく0.5mmの芯に変更されています。

th_DSCF3461幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

また本来のものは、繰り出し鉛筆というだけに繰り出して芯を出すスタイルのものですが、こちらは、ノックの代わりに冠の部分をひねることでノックされ芯が少しずつ繰り出される機構となっております。

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

冠部分を外すと消しゴムがあり、今風にアレンジされています。もちろん消しゴムを外し芯を入れるようになっています。ちなみに昔のものはペン先より芯を差し込んで芯を入れていました。

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クリップは当時のようにリベット仕上げとなっており再現されています。

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裏側に『JAPAN 0.5』と刻印されています。

幻の名品 限定復刻 SHARP シャープ 早川式繰出鉛筆

桐箱に入っており、『SHARP』とだけ金で箔押しされています。

プラチナ萬年筆が何度か限定数で復刻をしており、その場合桐箱には『早川式繰出鉛筆』と記されています。

こちらには、プラチナ萬年筆の記載は一切なくSHARPであることから、シャープが記念品として扱っていたものと思われます。

1915年 大正4年 発明 早川式繰出鉛筆 復刻版 非売品 というシャープペンシル


※こちらも記念品として復刻された廉価版のシャープペンシル

こちらはシャープペンシルですが、プラチナ萬年筆が限定復刻したものにはボールペンもあります。

この日本初であった”EVER RADY SHARP PENCIL”(エバー・レディー・シャープ・ペンシル)の名称から、SHARPという企業名が誕生したことも有名な話です。

我々が何気なく当たり前に使用しているものには、開発した先人の努力と知恵の賜物であり、そこにはストーリーがあります。

MyBunguでは、そのストーリーなども伝えていきたいと思っております。

日本初の早川式繰出鉛筆の誕生から今は103年という月日が経っておりますが、シャープペンシルはさして大きな変わりはございません。

それは道具という機能美であるからに他なりません。人間が使う原点的な道具というものは変化のないもので、橋や茶碗、職人が使う道具などもそうです。

電気製品にとって変わるものがあったとしても、原点的な道具というものは今も大きく変わることはないんです。

文房具という身近な道具は、原始的な道具ですので、昔から変わりません。これから先の未来においても人間が紙を使う以上変わることはないでしょう。

原始的な道具である文房具で、MyBunguを見つけ出し愛用することで父から子、子から孫と引き継いでいけるものでもあります。

そんなMyBunguを探してみませんか。

MyBunguに出会うことができれば、きっと昨日までとは違う毎日が待っているでしょう。

 

 

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