MONTBLANC モンブラン ブルーを紹介します。
MONTBLANC（モンブラン）というドイツの名門メーカーの万年筆用のインクです。
MONTBLANC（モンブラン）
1906年ドイツ・ハンブルグの銀行家 アルフレッド・ネヘミアス、ベルリンのエンジニア アウグスト・エーベルシュタインらがシンプルな万年筆の製造に着手します。1908年には、ハンブルグの実業家のクラウス・ヨハネス・ フォスが加わり、ハンブルグにSIMPLO FILLER PEN Co.（シンプロフィラーペンカンパニー）を設立。『ハイクラスのゴールド万年筆を創る』をキャッチレーズとしていました。1909年、ペンとモンブラン峰が似ていることから、アルプスの最高峰モンブランとともに筆記具の最高峰を示す名称として『MONTBLANC』が確立。1910年には商標登録を行い、ペンキャップに白いトップを施しMONTBLANCの証として発売されます。1913年に、ペンキャップの白いトップは、現在のトレードマークであるホワイトスターに変更されます。このホワイトスターは、モンブラン山頂を覆う万年雪を表現し、MONTBLANCの最高品質と誇りの証としています。1924年には、今も継承される代表的モデル『マイスターシュテュック』を発売、そのモデルは現在でも販売され不動の地位を誇っています。ペン先などに刻印される『4810』の数字は、最高品質と誇りの証とするモンブラン峰の標高を表しています。
このインクは、少し古いもので、現行モデルではキャップ部分の便の形状が垂直になっていますが、これは斜めに傾斜が付いています。
モンブランのボトルは、キャップ部分が一部仕切られているので、ボトルを傾けることによりインクを手前の部分に貯めることができ、その部分に万年筆のペン先を入れ吸引しやすくなっております。
このインクは、亡くなった父親が昔から使っていたものを引き継ぎ使っており、初期のプラチナ萬年筆#3776に入れて使っています。
細字ですので色はわかりにくいかもしれませんが、ブルーブラックの様な濃いブルーのインクです。
ブルーのインクだけでも色々なメーカーがありますので、違う色合いを楽しむこともできますので、試してみるのも良いと思います。気に入った色が必ずあります。
メーカーにより粘度など多少の違いがあるのでその点もチェックしてみてください。
最近では、文具店にて試し書きもできますので実際に筆記してみて店員さんの意見も参考にすれば好きなインクが見つかると思います。
是非ともインクを楽しんでみてください。
きっと素晴らしいMyBunguとなるはずです。
インクを万年筆に入れる作業もまた楽しいひと時となるでしょう。
